独自の分析方法による加工条件最適化シミュレーション
エンドミル切削プロセスの複雑なメカニズムを正確に分析し、加工条件を最適化するために、切削キャッチャーは分析フレームワークを備えています。このフレームワークは、ファンダメンタル分析、ミクロ分析、マクロ分析の3モジュールから構成されています。この分析手順に従うことで理論に基づいた実用的な加工条件を算出します。
ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは二次元切削状態における刃先を被削材の関係を解析する分析です。
ミクロ分析
ミクロ分析では、回転運動をしている刃先と被削材との関係を分析していきます。
マクロ分析
マクロ分析により、エンドミル刃の捻れ状態を加味した三次元的な切削状態を分析します。
分析フロー
この3つの分析を行うことにより、エンドミル切削における最適な加工条件を導き出していきます。従来、最適な加工条件を導き出すためには、工具メーカー推奨のカタログ条件をベースに調整したりと自社内の経験と勘でしか改善することができませんでした。切削キャッチャーは、加工条件の最適化を導き出すための他に例のない新しいアプローチ手段です。最適な加工条件を見出すことで現場の生産性を飛躍的に向上させます。