ミクロアナリシス(平面分析)
ファンダメンタルアナリシスでは、2次元切削モデルを前提としていましたが、エンドミル切削は、
もっと複雑な切削現象であり、2次元切削モデルでは表現することができません。
真の1刃送り量とは
2次元切削モデルとエンドミル切削の最も重要な相違点は、1刃送り(=切込み量)です。
2次元切削モデルでは、 1刃送り(=切込み量)は一定ですが、エンドミル切削では、工具の回転と共に刻々変化します。この1刃送り(=切込み量)の動的な振る舞いを評価するのがミクロアナリシスです。一般に、 1刃送りの換算式:送り速度/(刃数×回転数) では、実際の1刃送り(=切込み量)は算出できません。切削キャッチャーでは、理論的な1刃送り解析モデルを備えているため、 1刃送り(=切込み量)の振る舞いを正確に評価することが可能となっています。
運動状態により1刃送りがダイナミックに刻々変動するため、
一般式:送り速度/(刃数×回転数)では表現できません。