導入事例

切削キャッチャーの得意分野である「粗取り加工」の
加工時間を83%短縮

“切削キャッチャー”の効果を実感するには、粗取り加工がわかりやすいです。粗取り加工においては、製品の仕上げ品位を考慮に入れる必要がないため、純粋に工具摩耗のみを制約条件として、最適条件を求めればよいのです。ユーザは、基本的な手順に従うだけで、容易に最適条件を求めることができます。さらに、粗取り加工では、材料の除去体積が大きく、工具摩耗を生じやすく、加工時間も長いのが通常です。 よって、その分大きな効果が期待できます。
加工時間を83%短縮

2輪用ギアケース(削り出し部品)の粗取り

従来の等高線粗取り加工における切削条件(薄Z切込+厚XY切込)を切削キャッチャーにより最適化した(厚Z切込+薄XY切込)。結果的に、120分の粗取り時間が20分に劇的に改善した。これまでの等高線粗取り加工の概念では考えられない程の効果を生むことができた。

加工時間が20分に短縮

加工時間が20分に短縮
切削条件
S:17500
Rw:1.6-2.0
Ad:16.0
F:7500-15000
D8.0(R4.0)
ボールエンドミル

使用材質: AL5052

AL5052

加工後の製品

加工後の製品画像